アメリカの言葉について
気が付いたことをぽつぽつ書いて行きます
 

I don't blame you.
先日スーパーマーケットで耳にした会話です。
カートをしまいかけたおじいさんのために、若い女性が道を譲りました。
ところが外はどしゃ降り。おじいさんは気を変えて、雨が通り過ぎるのを待つことにしました。
そこでおじいさん、お姉さんに向かって"I don't wan to go out."
で、お姉さん "I don't blame you."と言いました。

"blame" なんて、日本語の感覚からするとちょっときつい感じがするのですが、
日常で使うんですね。この場合は「そうですね。」とか「ほんとに。」くらいの意味かと思います。

職場で詐欺メールに対する注意を喚起するメールが回ってきたので御紹介します。
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Recently, fraudulent email has been received purporting to be from a bank, a credit union,
or some other institution, including us (mail support). These emails usually have a link to click,
and will ask you for personal information such as Social Security Number, credit card numbers,
ATM PINs, and the like, or will ask you to run specific software.

These emails are fraudulent attempts to get personal information for the purpose of identity theft,
money theft, etc, or otherwise entice the end user to perform manipulations that may do harm.
Delete them.

Legitimate banks and organizations will NOT ask you for your personal and banking information via email.
No one purporting to be the "Mail Support Team" or the like will ask you to run a particular program
to "fix" your computer.

If you have any questions or concerns regarding this, please reply to this email.

Thanks,

The Computing Services
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(いいかげんな全訳)
最近詐欺メールが出回ってます。銀行、クレジットカード会社、などを装っています。われわれ
メールサポートチームを語っているものもあります。リンクがくっついていて、個人情報を聞いてきます。
社会保障番号、クレジットカード番号、銀行の個人認証番号、などなど。あるいは、ソフトウエアを
起動するように要求してきたりします。

これらのメールは詐欺に引っ掛けて、個人情報やお金を得ようとしているものです。あるいは、コンピューターに
悪さしようとしているか。これらのメールは削除してください。

合法な銀行とか団体組織は個人情報や銀行の情報をメールでは照会しません。
われわれメールサポートチームやそんな感じの名前の差出人からのメールでは、
プログラムを起動してコンピューターを「直す」ことを要求しません。

何か聞きたいことがあったらこのメールに返信してね。どもども。
コンピューターサービス部門より
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で、単語は結構難しいのですが、それはおいといて、私の感心したのは、
何となく難しいと、これは詐欺メールじゃなくて本物だろうと思えること、
ではなくて、The like will ask you to run it. のThe+形容詞の使い方です。
そういえば、昔習った気がしますが、日常でも使うのですね。
「似た感じの人たち」 を表現しています。なかなか自分では使わない表現です。
折角なので、この使い方を覚えておこうっと!

人工
人工心臓artificial heartですが、さて、人工降雪機の雪は何と言うでしょう?
1.artificial snow
2.man-made snow

答え)1はプラスチックとか紙で作った雪。2は水を凍らせて作った雪。なので、2です。
   言われれば納得できますが、自分では思いつきませんよね。

Assertiveness Training −きりっとした人になるために
言葉というより、心がけなのでしょうが、、、。
英語の先生からいただいた資料が気に入ったので御紹介します。

Definition of Assertion;
自己主張の定義
1. Allows people to express honest feelings comfortably.
 自分の率直な気持ちがすんなり表現できる。
2. To be direct and straightforward.
  ざっくばらんに、率直になれる。
3. To exercise personal rights without denying the rights of others
 and without experiencing undue anziety and guilt.
 個人の権利を行使することが出来る。他の人の権利は否定せず、かつ不当な不安や罪悪感なしに。

そして、どんな人がAssertiveじゃないかということが述べられています。
要約すると、他の人の気分を害したり、自分が拒否されることが怖くって、
他の人に好かれたいばっかりに自分を犠牲にする。失敗を恐れる。言い訳をする。
人と直接話せない。自分の立場がはっきりしない。杞憂する。
衝突を避け、他の人を操作したり、責任を回避することに労力を使う。

別のタイプの例としては、傷つきやすいと思っており、力がないと思っている。
過剰反応する。過去の失敗を引きずる。他の人の権利を侵害する。
情報や技術が欠如している。他の人のことを考えない。ころころ態度を変える。

どうしたらAssertiveになれるか、
Deal with your feelings! 自分の気持ちと向き合う!
Since you can't change others, identify how you can positively change your attitude.
他の人を変えることは出来ないから、自分がどうしたらいいかを見つけよう。
Be a good listner. Observe how others act.
聞き上手になろう。他の人を観察しよう。
Learn to say "No". "No"が言える様になろう。
Build self-trust. 信用できる自分を確立しよう。
などなど・・・

ちょっと勇気が要るけど、アメリカではAssertiveに振舞う方が、うんと楽に過ごせます。
以心伝心や気配や雰囲気では全然気づいてもらえないのです。。。
そして、自分の考えを素直に表現できると、自分が解放されて行くように思います。
自律。危険や責任は大きいけど、小さなことから挑戦してみると、
だんだんと新しい自分が見つかるかもしれないと思っています。

複数形
日本語には複数形の概念がないので、結構苦労します。
その中でいつも複数形で使う言葉があります。
めがね"glasses"やはさみ"scissors"は有名ですが、意外なところで
パジャマがあります。"pajamas"あるいは"PJ's"と言います。
そういえば、パジャマは日本のようにペアで売っていなくて、上下別々に売ってるのを見ました。
なんか不思議です〜。

かいけが泣いていて、状況を説明するのに、「すりむいた」って言葉が出てこなくて困りました。
すりむくは" skin"と言います。切るは"cut"、引っかくは"scratch"。
ちなみに捻挫は"sprain"、骨折は"break"、やけどは"burn"、打撲は"bruise"。
ついでに、かゆいは"itchy"、痛いは"sore"(painful, hurting)、鈍痛は" ache"などなど。
おまけ;しゃっくりは"hiccup"、げっぷは"burp"、あくびは"yawn"、咳は"cough"、くしゃみは"sneeze"。
鼻水"runnin nose"、鼻づまり"stuffy nose"、お熱"fever"、病気は" sick"。
「風邪を引いてる」は"have a cold"。「お休みします」は"take a day off"。

危険防止のために職場で回ってきた警備部門からのメールを御紹介します

Here are some tips that may help you avoid a potentially dangerous situation:
(危険な状況に遭遇するのを防止するヒント)
- Avoid remote areas on your way to and from work.
 (遠回りはしないこと)
- Do not leave the main campus during breaks.
 (休憩中建物を離れないこと)
- Walk with a buddy when possible.
 (出来れば誰かと一緒に歩くこと)
- Walk with an air of confidence and sense of purpose.
 (毅然として颯爽と歩くこと)
- Do not resist if someone demands money or property.
 (誰かにお金や物を要求されたら抵抗しないこと)
- Call ext. XXX to report any suspicious person or vehicle.
 (怪しい人や車を見たらXXXに電話をして下さい)
- Call ext. XXX to request an escort if you feel uncomfortable walking to your vehicle.
 (車まで歩くのが不安なときは、XXX番に電話してエスコートを依頼して下さい)

この中で印象に残ったのは、「抵抗しないこと」。
英語の表現で" with an
air of confidence"とありますが、airは日本語で言うところの
「 雰囲気」に相当するのでしょうか。なかなか乙な表現ですよね。

仮定法
文法で習いましたよね。でも、それを日常生活で使うなんて思っていませんでした。
かいけの家庭教師の先生、さすがです。普通の会話で感心させられます。
かいけが冬休みにキーウエストに言ったことを話したらしいのです。オハイオはその日雪模様。
先生曰く " I bet you wish you were in Key West now."
言われた私はというと、
「おお、仮定法だ、実生活でも使うんだ〜。すごいなぁ、良く一瞬でこんな文作れるよなぁ。」
感心してばっかで、なんてお返事してよいか分からず、もごもご口ごもってしまいました。

写真を撮ってあげる
旅行に行ったときなど、写真を撮ってもらいたいときには、
"Would you take a picture for us (me)?"
"Would you mind taking a picture for us?"
などと聞きますが、写真を撮ってあげようと思ったらどういったらいいのでしょうか?
日本語だと「お撮りしましょうか?」ですよね。はて?なんていうのかな?と思っていたら、
先日旅行先で声をかけていただきました。
"Would you like me to take a picture for you?"
なるほど!そうやって言えばいいのね。目からうろこのかいけママでした。
行くと来る
英語で「今行くよ〜」って言うときには、"I'm coming."って言うことは有名ですよね。
相手のいる場所に向かうから"come"って考えるようです。
「もう行かなくちゃ」だと相手のいる場所から離れるから、"I have to go."となります。

さて、"take"と"bring"も同じだったことに気づきました。
「ランチを持って来てね」は、"Bring your lunch."
「この飴持ってっていいよ」は、"Take some candies."

最初、良く区別がわからなくって、(担任との会話)
「書類がまだ提出されていないみたいなんだけど?」って聞かれて、
「パパが持ってった(家に持って帰った)。」って言うつもりで、
"Kaike's papa brought it."って間違えて答えたら、
担任は書類挟みを一生懸命探しだしてしまいました。
私の伝えたかった内容は、"Kaike's papa took it."って言わなきゃ通じなかったのです。
日本語に訳して覚えてると、思わぬところで失敗します。。。
子供を呼びかけるとき
子供に呼びかけるとき、"Sweet"や"Honey"を良く使う。
地方によっては"Sugar"もあるらしい。子供はかわいくて甘い存在と言う認識なのだろう。
先日アラスカでお話した方は、かいけのことをしきりと"Sunshine"と呼んでいた。
この呼びかけって何だかとっても的を射ていると言うか、素敵だなと思った。

名前
名前を聞いたとき「???」ということがよくある。
「スミアンタ」日本で言うところの「サマンサ」Samantha
「テュリューサ」は「テレサ」Teresa
「マシェール」は「ミッシェル」Michelle
「ヒアナ」は「ハンナ」Hanna
「ジャズマン」は「ジャスミン」Jasmin(e)
「アレン」は「エレン」Ellen
「ネコオ」は「ニコル」Nicole
「ベッキー」はRebeccaのニックネーム
「リズ」はElizabethのニックネーム
「トム」はThomasのニックネーム
「トニー」はAnthonyのニックネーム
「ボブ」はRobertのニックネーム
などなど。

聞こえない音
ラジオを聴いていて、 大統領の話だったのに、突然「ジェンダ」?
国際ニュースだったのに、「トラペッタ」?
そこでニュースは全く理解できないものとなってしまった。
何度か聞くうちにagendaとinterpreterであることが判明。
アクセントが第2音節にあるために、第1音節がほとんど聞こえない。
ちなみにAladdinも「ラディン」って聞こえます。日本語ってここまで強弱無いなぁ。
ケッチアップ
「ケッチアップ」って言われてしばし何のことか考えてしまった。日本流に言うと「ケチャップ」。
しかし、ケッチアップは音節が2つあり、あくまでもケチャップではありえないのだ。う〜ん。
他にも英語だと思っていた日本語が沢山ある。
「シール」は「ステッカー」、「マロン」は「チェスナッツ」、「パンク」は「フラット タイア」、「リュック」は「バックパック」等々。
発音も、日本式では通じにくいもの多々あり!
「バニラ」然り、「ガール」、「カレー」、「ホット」、「ジョブ」、「ロック」など。
試行錯誤の日々。
人の数だけ?
同じことを言いたいけれども、多種多様な表現方法がある。
もちろんそれは日本語でも同じだけど。
順番待ちしているか聞きたい時
自分はストレートに"waiting for OO?"と聞いた。
次に来た人は"You guys going on?"と。
その次に来た人は"This is the line?"ふむふむ。
次の人はなんて聞くかな?わくわく。列が長くなってきたので、黙って後に付きました。

買い物でレジに行く、と、店員さんが言うことには
"All set?"はて?
別のお店では
"That's it?"なんなんだ〜?
"Did you find everything?""Anything else?"買い物済んだからレジに来たのだろうが?
あえて訳すると「会計しますか?」くらいの感覚なんだろうけど・・・
どれも学校では習わなかったよぉ〜
母音について
アメリカでも母音は a, e, i, o, u と言うなじみのある文字。
しかし、これが曲者。日本人はついつい「あ、え、い、お、う」と読んでしまう。
しかし、これはあくまでも「えい、いー、あい、おう、ゆー」 なのだ。
しかも、それ以外の発音をする単語が結構ある。
日本式の発音ではいくら繰り返しても全然通じないことがある。
なんなんじゃいいったい!!!でも仕方ない、覚えるしかない。。。
しかし、日本語の漢字よりは易しいかな?きっと。
Popのこと
popって何だか分かりますか?これが曲者。
食事のときのPopは炭酸飲料。
予防注射が上手に出来たときのご褒美のPopはキャンディー。
夏の暑い日のPopはアイスキャンディーだったりします。
いずれにしても、どのPopも子供は大好き!
The New Kids on the Block
かいけのサマーキャンプのスタッフからプリントをもらいました。
その題名に上のように書いてありました。The New Kids on the Block?
意味がわかりますか? これは、一年生のことらしいです。

さて、 そのプリントの中にかいけのことが書いてありました。
"Kaike, a quiet camper who doesn't let not knowing English stop her from having fun at camp."
さて、困った。なにやら文学的な表現だ・・・ええと???
意味は「英語を知らないけど、意味はわかってるみたい。彼女なりに楽しんでるよ。」
ってことのようです。何とも小憎らしい表現ですよね。
State?
いただいたe-mailの (ちなみにmailと言われたら、郵便のこと)
最後に、"so state"と書いてあった。
はて?state? "U.S.A." の "S" は "states" だけど?はて?

best regards, sincerelyなどは良く見かけるけど・・・
判りますか?
これは、「お返事頂戴」って意味なんですって。
そんなの学校じゃ習わなかったなぁ・・・
音声標記?
高校生のとき、アマチュア無線部のお友達が、
”あさひ”の”あ”、 ”わらび”の”わ”、”マッチ”の”ま”などと交信していたけど、
こちらにもそれに相当するものがあるらしい。
"K as in King", "A as Adam", "I as Italy", "E as in Edward"などなど。
電話で名前のつづりとかを伝えるときに使うと便利らしい。
そういえば、最初にこちらに来て電話回線がつながらなくて、副支配人さんに
電話会社に電話してもらったときに、本当に使っていたなぁ〜
ちょっとかっこいいかも?何か機会があったら使ってみたいな。
お天気のいい日に働くの?
ある日、お散歩していたときにご挨拶されました。 "Hello, It is a beautiful day!"
そこで、こう答えたつもりが・・・ "Yes, It is good for walking!"
ところが相手の人は、 困ったような顔をして、"??? good for working..."

日本では、walkを「ウォーク」と習いました。
しかし、こちらではどちらかと言うとworkが「ウォーク」に近い発音です。
(正確には「ウァーク」って感じかな?)
確かに晴れていいお天気に「働くのがぴったり」って言われても困りますよね。
どうぞって言える?
道とかを譲るとき日本語では「どうぞ」って言うけど、
これを英語で何て言うかというと、日本人としては"Please"って言ってしまいそうになるけど、
"Please"と 言う人はあまり見かけない。
だいたい"Go ahead."かな。
本当にそれだけ?
日本では"Waite a minute."って習ったような気がするけど、
実際の会話では、 "Waite a second."
電話では"Hold on seconds."
とよく言われる。って言ってもぜんぜん「秒」以上待たされるんだけどさ。
でも、そう言われると「そんなに待たされないなら、待ってもいいかっ」って気になるから不思議。
Downって言っても坂道ないよ?
道を聞いたらこんな風に教えてもらった。
"Go down straight, turn right at the..."
でも、坂道なんてどこにもないよ?
どうやら"down"には日本で言う「下り電車」の「下り」と
同じような意味があるらしい。 建物の中心から端っこのほうに向かうときは
"Go down" と表現するようだ。
バニラ味のアイスクリーム
バニラ味のアイスクリームを注文。ところが、これが通じない。
何度も”バニラ!”と言うのだが、お店のお姉さん素っ頓狂な表情。
何度か”バニラ”と繰り返したところ、お姉さん"Vanilla?"と。
んだんだ。それそれ。
我々の言葉は"Banila"って聞こえるらしい。
次の注文のときは一回でバニラアイスをゲットしたいものです。
意味のない言葉
会話中に出てくる"Actually"や"Exactly"は、辞書を引くと
やたら難しい意味が書いてある。
だけど、実際はぜんぜん意味がないみたい・・・。大げさな言葉よね。
どういたしましては難しい
日本人は"Thank you"は上手に(?)言える。
ところが、"Thank you"と言われたとき、これが難しい。
"Uhh..."と言えればそれで良いみたいだけど、これもかっこよくは言えないもんね。
で、"You are welcome."をさりげなく言えるようにひそかに練習中。
ちなみに、"Excuse me."や"I am sorry."に返答するのも
なかなかタイミングがつかめないよ。
どっちでもいいじゃん?
日本人にしてみたら、例えば「5月5日」は、
"May, five"でもよさそうに思うけど、そういうと必ず訂正される。
"May, fifth"なのだ。そんなに違うの〜?
ちなみに、エレベーターで"Which floor?"と聞かれたときも、
First, Second, Third...と序数で答える人が多いかな。

さよならの代わりに
意外だなと感じたのはさよならの代わりに、
"Have a nice day (evening, or week end)"
と言う人がとても多い。最初はびっくりしたけど、気持ちいい挨拶かも。

アメリカ人は"love"が好き?
日本で習ったのは"I would like to ----."ですが、こちらの特に女性ですが
" I would love to ----."と言う人がいます。
最初は面食らいました。が、かわいいかも?
ちなみに、以前オーストラリアに行った時、滞在していたお家のお母さんは
"Nice to meet you."ではなくて、"Lovely to meet you."を
愛用していたっけ。