裏・夏休み旅行日記          by かいけパパ

今年の夏はキャンピングカーでアラスカ。
Denali National Park (NP)、Kenai NP、そしてChena Hotspringsが主な目的地。
かいけパパのテーマは、「生ムース&生パフィン」。
7月29日〜8月7日の9泊10日で計画をした。

準備
キャンピングカーは、2ヶ月前ですでに予約いっぱいの会社が多かった。
他社より安くて、対応が良かった
「Alaska Travel Adventures」(http://www.alaskarv.com/)を選んだ。
車のサイズは22 ftで、Queen sizeベッドが3つ。


8泊9日でレンタル。
レンタル代、車両保険代、キャンセル保険代、マイレージ代(マイレージフリー$25/日)、
オプションのhousekeeping代、および税金でトータル$2000($250/日)くらい。
他になぜかフロントガラス保険(1日$10)というオプションがあったが、
これは選ばなかった。結構いいお値段だが、ホテル&レンタカーを選んだとしても、
あまり違いはなかった。

Housekeepingのpackageには、以下のものが含まれていた。
台所用品;ポット、フライパン、皿(小〜大)、タオル、缶切り、栓抜き、
へら、製氷皿、トースター、コーヒーメーカー、コップ、カップ、ナイフ、
フォーク、スプーン、ボール、まな板、ゴミ袋、食器洗い洗剤、スポンジ、
野菜皮剥き、着火マン(ライター)。
寝具など;バスタオル、タオル、ハンドタオル、毛布、枕、枕カバー、シーツ。
(いずれも1人2枚ずつ)。
その他;トイレットペーパー、トイレ洗剤、地図、懐中電灯など。

包丁、炊飯器、箸、ドライヤーはオハイオから持参した。

当初はSewardとFaibanks間だけを往復する経路を予定した。
だが出発前日に、アラスカ旅行の経験のある知人から、
Fairbanks〜Glennallenの景色が最高、との情報をいただいた。
急遽Anchorage -Fairbanks - Glennallen - Seward - Anchorageの時計回り経路に変更した。
地図では縮小されて載ることが多いアラスカ。実はめちゃデカイ。
運転手にはきつい旅になりそう。

アメリカでは野良キャンプは禁止。キャンピングカーでもRV parkの予約は必須。
今回利用したRV parkのほとんどが、インターネットで予約可能。
RV parkにはDryサイト(電気・水道・下水なし)、
電気・上水のみのサイト、そしてFull hook-upサイト(電気・上水・下水つき)がある。
下水なしのサイトの場合、Check-out時あるいは下水タンクが満杯になった時、
Dump stationまで移動して下水処理しなくてはいけない。
できればFull hook-upのサイトを予約したい。

7月30日
前日はDays Inn Downtownに一泊。車のCheck-inは午後2〜5時。
Check-inの際にDepositとして$250支払う。
破損などなければ、後日戻ってくる(はず)。
契約書にサイン。ID(我々は免許証でよかった)が必要。大型車種の免許は不要。

30分くらい説明を受ける。
・内輪差に気をつけること。
・毎日数回エンジンオイルとトランスミッションオイルをチェック。足りなければ補充。
・アラスカの交通ルール(後ろに車が5台以上並んだら、追い抜かせる)。
・電気・水道のつなげ方。
・プロパンガス残量の確認法。
・下水処理法。
など。

キャンピングカーは新しかった。Milesは13,000くらいで、車内には新車の匂いが残っている。
しかし、車体右後ろに傷発見。後で請求されても困るのでカメラで撮り、社員にも伝えておいた。
車を動かす前に隅々をチェックすべし。

「FredMeyer」はチェーン店のスーパー。Fairbanksでもお世話になった。
アルコールも購入可能。会員は直営ガソリンスタンドで割引サービスも受けられる。
最初から会員になっておけば良かった。

車の大きさに慣れるには時間がかかりそう。駐車場が広くて助かった。
店入口から離れたところで3台分のスペースを使い駐車。

買出し後の夕方4時過ぎ、一路Denali NPへ。
キャンピングカーは一般車より死角が広く、車線変更の時は注意が必要。
いきなり事故るところだった。Anchorageを抜けると一般道のようになるが、
最高速度は55〜65mile/hr (90〜105km/hr)。
Anchorage〜Denali NP間はガソリンスタンドが少なかった。
途中でガス欠になると大変。常にタンクの半分以上を満たしておくようにしよう。

約5時間で最初の宿泊先、Denali Rainbow Village RV park(http://www.denalirv.com/)に到着。
この時期のアラスカは夜も明るい。9時過ぎの到着だが、まだ明るいのでそれほど疲労感を感じない。
キャンピングカーでバックするのは難しい。かいけママに外で誘導してもらう。
電気・上水・下水をつなげてみたが、こちらは簡単♪このサイトはFull hook-upだった。
白い線が水道、黒い線が電気、そして右下茶色の太い管は下水管。

Parks Highway 沿いにあり、お土産屋(充実してた)、Fast food店(SUBWAY)、
ガソリンスタンドなども併設されていて便利。
RV park officeの入口で、BEARFOOTという会社のガイド・ブックを入手した(無料)。
East Alaska、Anchorage & Kenai、そしてParks Highwayの3冊がある。
紙質は悪いけど、オール・カラー。しかも得られる情報はかなり多い。
一番重宝したツアーブックだった。ただし英語版しかないと思う。
各地のVisitor Centerなどの入口に置いていた。
ホームページもあるようだ(http://www.bearfootguides.com/)。

しかしサイトはキャンピングカーだらけで、隣との間隔が狭く、開放感0。
駐車場?いえキャンプ場です。

7月31日
Denali NPバスツアーの日。
2ヶ月前にAlaska Tour & Travel(http://www.alaskatravel.com/)の、
Denali Backcountry Adventure Bus Tourをインターネットで予約しておいた。
ツアーを選ぶときは、動物目的か風景目的かを決めておこう。
動物目的のツアーを選んだ。動物がいるときは、しつこいくらい停車して観察する。
一方で、いわゆるScenic view pointには停車しない。

動物を見つけたら、大声で動物名とその方向を運転手に告げるのがこのツアーのルール。
例えば「2時の方向にムーーーース!」という具合。0時が進行方向、6時が後方。

まず、「2時にカリブーーー!」。バスが停車。
皆一斉に双眼鏡やカメラでパパラッチ状態!!
次に200〜300mがけ下に子連れの熊。
しかし、普通のデジカメではアリンコ程度にしか写らない。
後ろに座るマッチョで、どう見ても一卵性双生児のドイツ人兄弟が使うのは、
バズーカーみたいな望遠レンズ付きデジカメ。かなり怖い・・。

その後、「10時にムース!」の声。はるか彼方の山のすそ野にムース。
「よく見えるよな〜」。一応撮影。最初の生ムースは「アリンコ」でした。
このバスには、動物探しが上手な客が数人いた。おかげでたくさんの動物が見られた。
負けじと、かいけ一家もがんばる。
「アリンコ」雄ムース

ツアー開始から約2時間後に2度目のトイレ休憩。
そこにムースの親子登場。これまでより近くで見られた。

幸運にもマッキンリーの山頂を拝み、昼過ぎに折り返し地点に到着。
休憩後、同じ道を戻る。満腹のためか、お昼寝中の客が増えた。
時々遠くにウルフやカリブーなどを見つける程度。

野生動物が相手だし、こんなものかと諦めていたら、
道路のすぐそばで子連れの熊がお食事中!!

かいけ(日本語で)大騒ぎ。
「何言っているか理解できないけど、興奮しているのはよくわかるわ!」、
とこちらも大興奮の女性客。みな爆笑。

今回は双眼鏡なんて要らない。うちのデジカメでも射程内である。
ドイツ人兄弟はバズーカーで撮りまくり。
Previewで確認しては「Yes!!」でガッツポーズ。怖い・・・。

一段落してバスが動き出す。
しばらくすると運転手が、「カリブー」。
今度はなんと道路を歩いている!またもや激写。ドイツ人兄弟も「Yes!!」を連呼。

最後にメインイベントが訪れた最高のツアーだった。
このツアーではトータル6ムースだった。
休憩時に配られたマグカップはお土産(1人2個)。自分のお土産、買わなくてすんだ。

8月1日
出発前に始めての下水処理。

@トイレの排水。次にシンク・シャワーの排水をして、下水管内をきれいにする。手袋を忘れずに。

A水道チューブを車からはずし、貯留タンク内を水で満たす。これで走行中もトイレ可能。

B排水後、下水管をはずす。

C水道水で下水管を洗う。

Dバンパーに下水管を収容する。

E水道チューブを車に片付け、電気ケーブルを収容して終わり。

Denali NPのVisitor Centerはとても充実していて、気づいたら昼過ぎ。
Denali NP Visitor Center
デナリの今日の天気・・・・。なんでもありってことね。

ここで上映していたNational parkの映画はお勧め。
気に入ったらお土産屋へGo!!。DVD・ビデオとして売られている。
DVD買ってしまった(注;DVDはRegion 1)。

Fairbanksに向けて出発。
キャンプ場併設のガソリンスタンドは、めちゃくちゃ高かった($2.80/Gという暴利)。
しかしこの辺に他のスタンドが見当たらない。
泣く泣く10Gほど補充。Denali NP〜Fairbanksは約3時間。
Denaliからちょっと北に向ったら、$2.40/G前後のスタンドがいっぱいあった。失敗した。

今日の宿泊先は、Fairbanks市内にあるChena Marina RV park(http://www.chenarvpark.com/)。
人工池があり、水上飛行機(紅の豚が乗っているやつ)の離水(離陸)や着水を間近で見られる。

隣のサイトとの距離も十分

ほとんど蚊がいなかったので、外で夕食。

アラスカ産ビールと、昨日のDenali NPでもらったマグカップ

インターネットつなぎ放題。旅行中、唯一メールチェックできた。
手前の2つの机でLaptop接続可能。


菓子パンだけど朝食付き。コーヒー、紅茶飲み放題

シャワーが無料。排水を気にせず、思いっきり浴びられる。

Fairbanksはオーロラで有名な町。
オーロラは年中出現するらしいが、この時期は白夜。
夜の12時でも空は明るい。オーロラは諦めた。
夜の12時30分です。

8月2日
Chena Hotsprings(http://www.chenahotsprings.com/)という温泉に行く。
かいけとかいけママはアメリカに来て初めての温泉に期待している。
かいけパパは生ムースを期待していた。
なぜならFairbanks〜Chena Hotspringsの道は、ムースを見られる道として有名だから。

Fairbanks〜Chena Hotspringsは約2時間半。
ムースがいないかキョロキョロしながらの運転。結構疲れる。
1時間半くらい走ったところで、お食事中の4ムース発見。2ムースは親子。
後続車も次々停車。「これがアラスカね」、とパパラッチの1人が呟いた。
みんなでムースを堪能。

更に100mくらい先、道路のすぐそばでお食事中の1ムース。近くで見るとかなりデカイ。

Chena Hotspringsに到着。だが子連れには納得のいかない温泉だった。
屋外で子供が入れるのはジャグジーだけ。
やっぱり温泉は日本がいい。
1時間くらい浸かり、コインランドリーでこれまでの衣類をまとめて洗濯した後、
帰路に着く。途中で1ムース。本日はトータル6ムースでした。
でもほとんど雌(子供の雄ムース一頭だけ)。
大きな角を持つ雄ムースを、至近距離から見てみたい。

8月3日
電気・上水のみのサイトだった。出発に先立ち、Dump stationで下水処理。
栄養がいいのか、お花もきれい。

North PoleでSanta Claus House(http://www.santaclaushouse.com/)に寄った後、
はじめてプロパンガスを補充する。
ガソリンと違い、プロパンガスは免許を持つ人しか扱えない。
ガソリンスタンドで店員がやってくれる。

プロパンのタンク

旅行中最大のトラブルは、突然訪れた。Highwayで大型トレーラーとすれ違った。
その瞬間である。「ぼこっ、ばこっ!!」。
何かが激しく車に当たった音。気づけばフロントガラスが割れている。
そう、トレーラーがはじいた石が当たったのだ。

アラスカでは冬のスリップ防止のため、路面に石をばら撒くらしい。
その石が夏も路面に残っていて、あちこちに弾かれる。
後で聞いた話だが、キャンピングカーレンタル中の被害者は結構多いらしい。
だからあの保険があったのだ。フロントガラス保険・・ぜひ入っておきましょう。

FairbanksからGlenallennへの長時間(約8時間)の移動にもかかわらず1ムース。
風景は良かった。パイプラインとHighway以外は手付かずの自然といった感じ。
雄大な風景を写真に収めるのは難しい。3D写真を試せばよかった。

途中Delta junction〜Glennallenにガソリンスタンドはほとんどなかった。
ガソリンの残量が少なくなり、かなり焦った(Delta JunctionかGlennallenで満タンにすれば余裕)。
アメリカで最も広い国立公園、Wrangell St. Ellias NPのそばを通過。
でも雲のため山々を拝むことはできなかった。

今日の宿泊先はTolsona Wilderness campground (http://www.tolsona.com/)。
森林の中のRV park。白夜だけど木々のおかげで車内は暗く、今晩はよく眠れそう。
環境は一見申し分ない。
ところがどっこい、最大の問題は「蚊の大群」。
車外に出た瞬間、蚊が一斉に攻撃してくる。結局ほとんどの時間を車内で過ごした。
この格好でも、服の上から刺そうとする蚊がいた。

8月4日
氷河ツアー(Matanuska Glacier; http://www.micaguides.com/)を楽しむ。
ヘルメットがよく似合う。片道約1時間のツアー

その後Anchorageに向け、Glenn Highwayを西に進む。
Mt. King
ようやく海に出た

Anchorageを通過し、Seward Highwayを南に進み、Cooper Landingまで移動。
今日は0ムース。
宿泊先は、Kenai Riverside RV park (http://www.kenairiversidecampground.com/)。
SewardとKenaiの間にあり、どちらにも遊びにいける場所ということで選んだ。
Cooper river沿いにあり、釣り客が多い。
この辺りの川にはSalmonが上ってくるので、釣り吉には天国なのだろう。
しかし、RV parkはキャンピングカー見本市状態。
2泊で予約していたが、Check-in時に1泊に変更してもらう。もう1泊は明日適当に探そう。

8月5日
昨晩ツアーブックで、Sewardの海岸にRV parkがあることを知る。
今日はKenai NPツアーの日。ツアー前にこのRV parkを探すことにした。
途中の小さな川でSalmonの遡上を見た。
網があれば簡単に捕れそう。

アラスカでは、自然発火の山火事が発生することがあるらしい。
今日は大丈夫そう

Cooper Landing〜Sewardは約1時間半。
Seward beachfront campground は容易に見つけられた。本当に海に面していた。
海岸の石を積んでFireplace

Officeが見つからないので、宿泊客に聞く。
Check-inは、開いているサイトを見つけたら、
そのサイト番号、宿泊日数などを所定の封筒に記載し、料金を同封してポストに入れるだけ。

茶色の箱に所定用紙が入っている。記載後、右下の赤いポストにいれる。

海沿いのサイトはほとんど埋まっていたが、ラッキーなことにCheck-outする車を発見。
すかさずサイトをゲット。これで今日の宿泊先が決まった。
一息つく暇もなく、急いで徒歩でツアーの集合場所へ。

Anchorageからアクセスが容易なツアーは、Kenai NPかPrince William湾を巡るツアー。
Kenai NPは主に動物を、Prince William湾は主に氷河を見るのが目的らしい。
Alaska Heritage Tours Company(http://www.kenaifjords.com/)のKenai Fjords Tourを予約していた。
約8時間のツアーである。かいけパパは生パフィンに期待。

出発してまもなく、今日宿泊するRV parkが見えてきた。

いくつかの氷河や、ラッコ、アザラシ、鯨などの動物を見られた。
目的の生パフィンも見られた。が、予想以上に小さかった。
しかもすばしっこい。舟が近づくと突然海中に消える。
彼らは泳ぐほうが得意。時々飛んで逃げる。

氷河もよかったが、青空と澄んだ海だけでも十分な景色だった。


ツアーが夕方6時過ぎに終わり、RV parkへ戻る。
急遽宿泊先としたが、大当たりだった。満足度は昨年PEIのCavendishに匹敵する。
ラッコを見られる。
対岸には氷河。また豪華客船が目の前を通っていく。
mussel取り放題。
もちろん食べられる。

しかしさすがアラスカ。夏だけど海水浴をしている人はいなかった。だって涼しいもの。

※1964年のアラスカ地震に伴う津波で、壊滅的打撃を受けた土地を、
観光客に開放したキャンプ場。今も瓦礫が当時のまま残っている。

8月6日
予想以上に小さかった生パフィン。
今日はAlaska SeaLife Center (http://www.alaskasealife.org/) にじっくりパフィンを見に行く。
生パフィンじゃないけど。

海中を泳ぐパフィン

夕方Anchorageへ向けて出発。途中で鮭の遡上を見たり、夕食をすませ、
約4時間でAnchorageに到着。
今日Anchorageに戻ってきたのは、車の返却が明日朝9時までだから。
宿泊先はAnchorage RV park (http://www.anchrvpark.com/)。
AnchorageのDowntownから車で約15分。
サイトは、隣の車内が見えにくいように配置されており、サイト間の距離も保たれている。

キャンプ場内には「ムース注意」の看板。
生ムースを期待させてくれたが、結局0ムースだった。
一気に駆け抜けた強行スケジュールの旅も、いよいよ明日が最終日。

8月7日
車を返却。車の内外のチェックを受ける。
当然ながら、フロントガラスの傷は指摘された。
Deposit帰ってくるかな?結果は数日後FAXが送られてくるらしい。

「飛行機は夜10時発」、と言うと、
「ここに荷物を置いて、7時頃まで遊びに行ってきていいよ。
戻ってきたら空港まで送ってあげるから」。超ラッキー♪。

Downtownまで歩いて15分くらい。
Alaska鉄道
Free market
美術館
お土産屋
お昼御飯
などを楽しんだ。

まだ夕方3時。お土産屋も飽きてきた。
そこで自転車をレンタルして、Coastal trailに出かけることにした。
海沿いの景色を見に行く。
また、意外だがDenali NPよりもこのTrailの方が、ムースを見つけるのは簡単なのだそうだ。
3時30分出発。

アップダウンの激しい全長9.5 miles(約14km)のTrail。
かいけママ爆走中
頻回に休憩する。

約1時間30分かけて折り返し地点に到着したが、0ムース。
すでに時間は夕方5時過ぎ。落ち込んでいる暇はない。
自転車を返却して、7時までにOfficeに戻らなくてはいけない。
しかし来た道を戻ったのでは、とても間に合う自信はない。
そこで、起伏のそれほど激しくない、一般道で戻ることにした。
最終日も強行スケジュールだよ(泣)。

「この1時間半は何だったのよ?」、とかなりブルーな気持ちで帰路に着き始めると、
そばの駐車場で休憩中の人が、「向っていくほうの右手にムースがいたぞ」と教えてくれた。
「せめて1ムース」、の思いでペダルを踏む。
すると、なんと(角がそこそこ大きな)雄ムースが路肩を歩いているではないか。
「雄ム〜〜〜〜ス〜〜〜♪」。近づいて写真撮影。1ムースだったけど、大満足。

余韻に浸る間もなく、大急ぎで帰路に着く。
途中、間違って自転車で高速道路走っちゃった。
途中で記念撮影(Anchorage Welcome You)。
6時40分頃、自転車レンタル屋に到着。
無事到着。

Officeには7時ちょっと過ぎ到着。
空港まで送っていただいた。でも空港に着いたら出発は2時間遅れだって。
レストランに入って、ビール飲んで一息。
空港内の本屋で、ムースの写真集をゲット!!パフィンのは売ってなかった。

8月8日
夜11時頃のAnchorage

2時間遅れの11時55分、Anchorageを離陸。
上空でオーロラを見られるかも、と期待していたが、すぐに寝てしまった。

朝9時過ぎにTexas州のDallasに到着。
乗り継ぎ便欠航のため、急遽、更に南のAustin(Texasの州都)まで南下。
そこからOhio州行きの飛行機に乗る。
最後の最後でトラブル。アメリカ縦断のおまけ付きでした。
予定より6時間遅れで自宅に着いた。
Ohioはまだ暑い夏だった。

まとめ
トラブルはあったが、総合的にはラッキーな夏休みだった。
旅行中のアラスカ週間天気予報は、毎日雨マーク。
でも実際に雨に降られたのは移動日の2日だけ。
2つのNational Parkツアーは好天に恵まれ、風景を楽しむことができたし、
野生動物もたくさん見られた。「生ムース&生パフィン」も満足。
悔いが残るのは、オーロラを見られなかったことくらいか?
これは次回のテーマにしよう。 次はいつ?ジジババになってからかな。
ところでかいけ一家、キャンピングカーが気に入りました。
また機会があれば使ってみたい。